kiichantraveler’s diary

30歳手前の分岐点。誰もが抱える思いを声にするために。

青年海外協力隊の面接試験を受けるにあたって、明確にしておきべき3点。

今となっては昔のことですが、僕は新卒で青年海外協力隊に参加した経験があります。

青年海外協力隊には参加するにあたって、ボランティアと言えど試験があります。

しかも2回!

 

1次試験は基本的に書類審査です。しっかり書けば、落ちることはまずないかと思います。内容は、

『技術審査』『健康診査』『語学力審査』

の3つで、詳しい内容は公式ホームページのリンクを貼っておきますね。 技術試験の問題が出たらすぐに確認し、ゆとりを持って書類の記入を行うことをおすすめします。経歴や職歴や動機を書く応募用紙の記入に関しても同様で、予想以上に書く量が多いので注意です。

応募から選考までのスケジュール【20~39歳の方】 | JICAボランティア

 

そして無事に1次試験を突破したら、2次試験に進みます。ちなみに、選考に関する試験は2次試験で終わりであり、多くは面接形式の試験のみです。職種によっては実技の試験もありますが、まあ形式は面接だと思っていて問題ないかと思います。

 

さて、本題です!!!

2次試験の面接を突破するために、準備しておくべきことを3点にまとめましたので見てください。

 

 

 

 

 

1. これまでの経験で何が出来るか、及び志望動機。

 

2. 現地で何をしたいか、何が出来るか。

 

3. 帰国後、2年間の経験をどのように生かし、誰に還元するか。

 

 


1. これまでの経験で何が出来るか、及び志望動機。

 

もはや当たり前のように思いますが、これが一番大事な部分です。ここが崩れると後々、面接で崩されることになりますので。

 

まず、これまでの経験で何が出来るかに関してですが、

本当に自分が出来ることを述べれば言いわけです。

もちろん、挨拶が出来ますとか整理整頓が出来ますといったことは出来て当然であり、自分のこれまでの経験を絶対踏まえることが大切です。ここではまだ、オリジナル性なんて必要ありません。自分がしたいことではなく経験に基づいて確実に出来ること、これをしっかりと見極めることです。

間違ってもここで、世界を変えたいなんて発想が出てきているようでは、もう一度、考え直す必要があります。

面接官は、その道のプロであり、これからボランティアで行くかどうかの人間に世界を変えることなど到底出来ず、身の程を知って帰ってくるだけであると分かっています。

 

 

自分に何が出来るかが決まれば、次は志望動機に関してです。

ここでも1つ逆転の発想が必要です。

 

もちろん、自分の志望動機というのはすでにあるかと思います。それは壮大なきっかけがあったり、些細な出会いからあったり、様々な志望動機があって良いと思います。ただ、そこにこの大事な観点を盛り込んでください。

 

 『2年間の任期を全うし活動を行いたい。』

 

ただ、これだけです。

 

なぜ、あえて志望動機に2年間の任期を全うしたいということを盛り込む必要があるのか?

 

面接官やこれから隊員を送りだす気持ちになってみて下さい。

 

彼らが、隊員を選考する上で大事にしているポイントは何でしょうか?

 

もちろん、隊員にふさわしい人物であったり、優秀な人物を採用できれば良いのは間違いありません。ただ、そのことに加えて、

 

その人が本当に2年間曲がりなりにも頑張れるのか?ここを心配しているのではないでしょうか。

 

せっかく採用されたにも関わらず、任国に行く前にやめてしまったり、数ヶ月現地で過ごしてみて途中でやめてしまったりされたら、これまでに割いてきた、書類選考の時間や面接の時間や派遣までに関わった手続きが無駄になってしまいます。

もっと言うのであれば、せっかく日本から来てくれると心待ちにしていた現地の方の気持ちを落胆させ、現地のJICA事務所の信頼にも関わってきます。

 

そういったことを未然に防ぐために、面接でやる気を見せるのは当たり前で、その上で自分は期待に応えられなくとも2年間の任期はしっかり全うしますという強い気持ちを見せることは大切かなと思います。

 

2. 現地で何をしたいか、何が出来るか。

 

ここでも1つ目と同様に、自分の出来ることと現地でしたいことを区別し、伝えることが大切です。先ほどにも書きましたが、自分が出来ることにはそれほど独創性やオリジナリティは必要ありません。しっかり出来ることをそのまま伝えます。

ただ、現地で何をしたいかに関しては、志望動機に絡めながら、独創性やオリジナリティを全面にだして、『〜ことを〜な方法で取り組みます!』といった形で面接官にどんどんぶつけていきましょう!

 

 3. 帰国後、2年間の経験をどのように生かし、誰に還元するか。

 

2年間の任期が無事に終わり、日本に帰ってくると、現地で得た経験を日本社会に還元していく必要があります。これは帰国後の還元までを目的に、隊員の選考を行っているからであり、もちろん、2年間で色々な変化があって、ここでの計画が狂うことはもちろんあって構いません。ただ、還元することと対象に関しては面接を受けるまでにしっかりと考えておきましょう。

ここまで読むと、察しの良い人なら分かるかもしれません。

つまり、2つ目で考えた、現地でしたいことを考える際にはそれがゆくゆく日本社会でも還元出来るようなことであれば、さらに説得力が増しますね!

 

このように理由や要素を『出発前〜2年間〜帰国後』に紐づけていけると良いですね。

 

以上が3つです。

あくまでも僕の個人的意見にすぎませんが、何か1つでも役に立つ内容があれば、幸いです。

 

それでは。