新卒の青年海外協力隊員が帰国後に、現地での経験をどのように生かすのか?
これまでいくつか青年海外協力隊に関する記事を書いてきました。
また、以下の記事では面接試験(2次試験)を受験するにあたって、『帰国後に現地での経験をどのように生かすか』を考えておく必要があることについて書いていますので、まずこちらをサッと目を通してもらえればと思います。
kiichantraveler.hatenablog.com
それでは、本題です!!!
青年海外協力隊で得た経験をどのように生かすのか?
この問いは非常に難しいものであり、ましてやまだ面接試験を受験する前の方からすれば、
まだ行ってもないし、得てもない経験を数年後の日本でとう生かすかなんて予測不可能でしょう!
と思うに違いありませんが、まさにその通りです。(笑)
しかしながら、面接試験時に聞かれる可能性がある質問に関しては予め自分なりの答えを用意しておく必要があります。
それでは、どのように自分なりの答えを作っていくのか?
簡単です。
自分がこうなっていたい!
帰国後にはこんなことをしていたい!
という内容を想像し、予定で考えるわけです。
例えば、以下、僕自身が当時考えていた予定です。
1. 大学で教員免許を取得し、新卒で青年海外協力隊に参加。
2. 教員として発展途上国の教育現場での経験を得る。
3. 現地での経験(例えば、語学面)を武器に日本の教育現場に還元。
まあ、当時は本当にこのくらいしか考えていませんでした。(笑)
まず、大学卒業してすぐに教員になっても良いけれど、ちょっと他の世界も見てみたいなあということで、青年海外協力隊に参加を決意するわけです。
もちろん、ゆくゆくは日本の教育現場で活躍したいと考えていたわけですから、現地では教員として活動出来る職種を選びました。
次は『どの国を選ぶか』です。
もちろん何となくでもその国に行ってみたいからでも理由は何でも良いものの、説得力のある理由が欲しいところです。
自分の派遣希望の国を選ぶとなると、まず目がいく項目の1つにその国の公用語がありますね。その国で2年間生活するということは、多かれ少なかれその言語はある程度習得出来る見込みがありますね。
僕はそこでポルトガル語の国を選びました。なぜか?
自分の地元には多くのブラジル人がいるからです。つまり、
ブラジル人が多い都道府県では必然的に、ブラジル人の生徒がいます。
彼らの多くは母国語であるポルトガル語を話しますし、実際に僕が子ども頃には小学校にも中学校にもある一定数のブラジル人の生徒がいました。彼らの中には、日本語が分かる者もいればそうでない者もいました。しかしながら、先生の中で彼らの母国語であるポルトガル語を理解出来る先生はいませんでした。
当たり前ですが、日本で先生をするのに別にポルトガル語を話せる必要は全くありません。しかしながら、彼らの気持ちになってみれば、やはりポルトガル語が分かる先生が1人でもいれば安心の度合いが違ってきますよね?
また、外国語に興味のない日本人の多くが誤解しがちですが、ポルトガル語を話せるからといって同じアルファベットの英語が理解出来るとは限りませんし、むしろ全くの別物です。これは他の国の人が、僕たち日本語が同じ漢字の中国語を理解出来ると思われていることと似ています。もちろん、同じ漢字だからといって、中国語と日本語では会話は成立しませんよね?(笑)
話を戻すと…
将来、日本の教育現場とりわけ、自分の住む県で教員になるためには、その県に最も多く住んでいる外国人の母国語をマスターすれば、強みの1つになる!
と考えたということです。
そして実際に、2年間である程度の語学力(日常会話とポルトガル語で授業を行えるくらい)を身につけ、そしてポルトガル語の公式の語学資格も取得しました。
帰国して実際に、ポルトガル語を母国語とするブラジル人が多く住む都道府県の教員採用試験を受験したところ、複数の合格を得ました。
でも、初めからここまで上手く行くとは確かに思ってもいませんでしたが、それでもこの後はこんな風になるだろうから、その前にこれが必要になってくるな〜といった感じで、
次に必要になることを見越して、経験を重ねていくわけですね。
まあ、後付けの理由もありましたが(笑)
この記事は加筆致しますので、ひとまずここまでで、
何か皆様に役に立つ情報があれば幸いです。
それでは。