将来、何がしたいか分からない時に行う自己分析で検討する3つの視点。
人は誰しも一定の年齢になった時には、将来どんな仕事に就こうかと考えるものです。
幼い頃から将来の夢が決まっていて、それをひたすら追いかける人。
なかなか将来したいことが決まらず、周りと同じようなレールに乗り続けて今日まで来た人。
夢を追いかけたが、挫折し気付けば周りと同じことをしている人。
一度は周りに流されたレールに乗ったものの、もう一度夢を追いかけ始めた人。
本当に様々だと思います。
どんな人生が素晴らしいなんて分からないし、効率良く年月を重ねることが全てではないとしても、何となく生きるだけの人生よりもそこに何かを見いだせるようになるときっとより満足感が得られる気がしませんか??。
では、自分は一体何が出来るのか?
何が向いているのか?
この問いの答えを見つけるために3つの視点があります。
1. 好きなことを見つける。
2. 得意なことを見つける。
3. その2つを掛け合わせる。
たったこれだけ。
以下、解説していきます。
1. 好きなことを見つける。
これは本当に何でも良いです。自分が好きなこととはなんでしょうか?
仕事に結びつかなさそうなことでも、趣味の範囲でも自分の好きなことで良いんです。スポーツでも良いし、料理でも良いし、ものでも良いし。本当に何か自分の好きなことや興味のあるものを探し出します。
もし趣味も何も思いつかない場合は、ひとまず学校で習った主要5教科(英語・数学・国語・理科・社会)で言うなら、どの科目が好きだったかを思い出すだけでもヒントになります。もちろん、実技科目(体育・美術・家庭・技術・等)でも問題ないですし、資格があればなおさら良いかと思います!!
周りに比べて詳しく知っていることでももちろん大丈夫です!
大事なことは、自分目線で自分の好きなことかどうかということです!!!
2. 得意なことを見つける。
得意なことと言うと基準が曖昧ですが、まずは自分の学校や会社や所属しているところや周りを見渡してみて、自分がどの位置にいるか見極めます。
仮に100満点で平均50点のテストで置き換えてみるなら、85点程度取れれば得意と判断して良いと思います。
また、周りからその分野に関して聞かれることが多かったりした場合も、得意なことと考えて良いと思います。
それでも得意なことが見つからない場合は、友人や周りの人に聞いてみるのも1つの手です。自分が得意だと認識していなかった普通のことが、周りからすれば得意なことに見えることもあります!
大切なことは、自分目線でも他人目線でも得意なことになるかどうかということです!!!
3. その2つを掛け合わせる。
つまりその2つとは、自分が好きなことを得意なことの2つです。
では、なぜ2つを掛け合わせる必要があるのか?
それは、世の中に好きなことや得意なことだけで生活したい人が多く、競争が激化しているからです。
現実は厳しく、好きなことだけで生活出来る人はほんの一握り。野球少年の中から実際にプロ野球選手になれるのが、限られた一部の人だけなのと同じです。
同様に、得意なことだけで生活出来る人も一部の人だけです。幼い頃からの英才教育や育った環境や持って生まれたもの、要素を考慮したらキリがありません。上にはまた上がいて、そのまた上にも上がいる感じ。
例えば、僕自身の経験に置き換えてみます。
上記で書いた、好きなことと得意なことをまず主要5教科(英語・数学・国語・理科・社会)に当てはめます。すると、好きな科目は数学で得意な科目は英語でした。
このことは中学生の頃から何となく自分で認識出来ており、将来は数学の先生になるんだと思っていました。さらには、数学者にもなりたいと思っていた時期もあるくらい数学が好きでしたが、徐々に周りとの差を実感し始めるわけです。つまり、僕が数学をどれだけ好きであっても、他にさらに数学が好きでさらに数学が出来る人間が存在するわけです。よって、数学一本で勝負するのは自分には出来ないことだと気付くわけです。
次は得意だった英語に目を向け始めます。しかしながら得意であると言っても、帰国子女や半分ネイティブの人にはもちろん歯が立ちません。
そこで考えたのが、その2つが重なる分野、つまり2つを掛け合わせてところで勝負するという選択でした。
つまり、日本で数学者になったり数学の先生になるよりも、海外での数学の先生になれる道をさがせば、数学だけが出来る人や英語だけ出来る人との勝負に勝つことが出来るのではないかと考えたわけです。
その第一歩が、ボランティア事業ではあるものの青年海外協力隊への参加であり、数学を外国語で教えること、これが僕の2つの掛け合わせた結果でした。
思い通りに試験を突破し、その道での経験を重ねることが出来ました。
以上が、『将来、何がしたいか分からない時に行う自己分析で検討する3つの視点』でした。もちろん、『好きなこと』と『得意なこと』の2つを掛け合わせることがバランズが良いだけであって、得意なことが2つあれば得意なこと同士を、好きなことが2つあれば好きなこと同士を掛け合わせることもできます。
つまり、何か1分野で勝負するのではなく、2つのことを掛け合わせることが大切と言えます。
それでは。